開運への導き102~「誰もが自分の世界で生きているという話」

スポンサーリンク
ブログ
スポンサーリンク

おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。

 

今日は認知症の母の壮絶な介護体験から、人々の心を打つ珠玉の詩を数多く紡ぎだした詩人の藤川幸之助さんの詩をご紹介します。

 

この詩を読んだ時、私は感動で思わず涙せずにはいられませんでした。
それを今日はご紹介し、生きる意味を一緒に考えて頂けたらと思います。

 

「徘徊と笑うなかれ」

母さん、あなたの中で
あなたの世界が広がっている
あの思い出がこの今になって
あの日あの夕日の道が
今日のこの足下の道になって
あなたはその思い出の中を
延々と歩いている私は
父さんですか
幼い頃の私ですか
それとも私の知らない恋人ですか
妄想と言うなかれ
母さん、あなたの中で
あなたの時間が流れている
過去と今とが混ざり合って
あの日の若いあなたが
今日ここに凛々しく立って
あなたはその思い出の中で
愛おしそうに人形を抱いている
抱いている人形は
兄ですか
私ですか
それとも幼くして死んだ姉ですか
徘徊と笑うなかれ
妄想と言うなかれ
あなたの心がこの今を感じている

いかがだったでしょうか?
認知症になっても、人間はその時その時を必死に生きています。

 

詩人の藤川さんは、詩人としての講演活動をされている時に、良くお土産で売っているキューピー人形をお母さんに買って帰ったそうです。

 

何故人形を買うようになったかというと、認知症が分かった頃のお母様が、いつも家にあったキューピー人形を抱っこし、真顔でその人形にキスをしたり、オムツを替えたりしていたからだそうです。

 

当時、藤川さんは、自分が正常な世界にいて、母は異常な世界にいるのだという思いがあり、「なんでそんな事をするんだ」と叱ってばかりいたそうです。

 

しかし、人形を離さない母親の姿を見ているうちに、もしかしたらあの人形は、私か兄、幼くして亡くなった姉の誰かなのかもしれないと、ふと感じるようになったそうです。

 

そして、自分が「出来る、出来ない」「分かる、分からない」で向き合ってきた事に気づき、お母さまは、「感じる、感じないの世界」があるのだと認めるようになったと言います。

 

母の心は、若い頃の自分に戻り、若い頃の世界をしっかりと生きているのだ。

 

頭の中に拡がっている世界に生きているという意味では、自分も母も一緒なのだと初めて思えたそうです。

 

その時に、「正常な世界」と「異常な世界」という区別が消えたと仰っていたのが印象的でした。

 

いかがだったでしょうか?
先はどうなるか分からないのが私たちの人生です。

 

自分ももしかしたら何かの病気になるかもしれないし、認知症にならないという保証はどこにもありません。

 

でも、介護を経験する事により、初めて命の重みや人の尊厳、温かさや優しさを学ぶことが出来ると思います。

 

認知症を患った方の行動は、時に理解出来ない時もあるけど、誰もがその人が描く世界を、一生懸命生きているのだなぁと思います。

 

この藤川さんのように親の老いも受け入れて、人に優しくなれるような心の広い人になりたいと思いました。

 

皆さんの心にも、藤川さんの気持ちが届くと嬉しいです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 母が亡くなる少し前、脳腫瘍だったので、今日のお話しのように、脳が冒されて認知症のようになっていたのだと思いますが、「欲しいものがあったら買ってあげるよ。何がほしい?」と聞いたら、「指輪」と言いました。自分のことにはお金を使わず、僕が祭りの縁日で買ってあげた安い指輪をつけていた母でしたが、やっぱり女性なんだなと思ったことを思い出しました。
    認知症になっても心の純粋さは失わないものです。
    今日のお話のように、温かく理解してあげることが大切ですね!
    今日も素敵な気付きをありがとうございます!

    • ゆーみん ゆーみん より:

      お母様との思い出、本当に素敵なエピソードですね。ほのぼのとした親子愛を感じます。
      確かに認知症になっても、その人にはその人なりの、素晴らしい世界があり、その中で一生懸命生きていらっしゃるのだと思います。
      温かく接してあげれば、きっと認知症の方も幸せに過ごすことが出来ますね。
      今日も温かいコメントを、ありがとうございました。

  2. 老いていくと痴呆は現実の問題ですね。
    特に医療が発達すると、高齢化が進み、それとともに痴呆も増え続けていくのだと思います。
    でも痴呆になったからと言って、善人が悪人に変わる訳ではなく、素直な赤子のような善人になるのだと思います。
    介護は大変でしょうが、温かく愛情をもって接することが大切なのだと思います。
    今日も大切なお話しでした。ありがとうございます。

    • ゆーみん ゆーみん より:

      日本は今後高齢者がますます増えて、介護の問題は、永遠のテーマとなりそうですね。
      是非、愛情を持って、温かく接する人が増えて欲しいなと思います。
      今日もコメントを、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました