おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。
連日、猛暑日が続きますね。
皆さん、体調はいかがですか?
私は昼間、お仕事のない日は家で過ごす事が多いですよ。
ほとんど部屋から出ずに、夕方少しだけ散歩します。
その代わり朝早く起きて、急激に暑くなる前に散歩に出掛けます。
始めて約1ヵ月・・・朝の作業や、運動は自分に合っているみたいです。
今日テレビを見ていたら、江ノ島の海に沢山の人が訪れている映像を見ました。
夕方になっても、人の数が減らないそうです。
その理由は・・・
綺麗な夕日が見たいからだそうです。
海に沈む太陽は本当に綺麗で素敵でした。
みんなこの夕日を写真に撮りたくて、海辺で待っていたのですね。
この夕日を見ながら、夏も終わりに近づいているのを感じました。
暑い夏もあと少し・・・残り少ない夏を、楽しんでいきましょう!
論語の教え
今日は孔子の言行録『論語』から、大切な事を見つけたので、ここでお話していきます。
約二千五百年を経た後でも、『論語』は色あせるどころか輝きを増し、人々を魅了してやまないと言われます。
それは一体なぜなのでしょうか?
それは人間の本質を鋭く衝き、生きるべき道を指示してくれるからだと言います。
この『論語』の中に、弟子の一人・子貢(しこう)が度々登場します。
子貢は聡明で才があり、明朗な性格の人だったそうで、度々孔子に質問を投げかけています。
その子貢(しこう)が、ある日こんな質問を孔子に投げかけました。
それは、元京都大学総長の故平澤興さんの解釈によるとこんな質問だったそうです。
「先生、たった一言で、一生それを守っていれば間違いのない人生が送れる、そういう言葉がありますか?」
すると孔子は、「それは恕かな・・・其恕也」と答えたそうです。
意味は、「自分がされたくないことは人にしてはならない、それが恕だ」という事です。
「恕」・・つまりは思いやりという事なんですね。
他人を受け容れ、認め、許し、その気持ちを思いやる。
自分のことと同じように人の事を考える。
思いやりこそ、人生で一番大切な事だと孔子は教えたのです。
現代の私たちに最も必要で、もっと考えなきゃいけない教えだと思います。
今必要なのは想像力
もう一つ、「もの盛んなれば心失う」ということわざがあります。
今、世の中は豊かになり、人間の欲望や快楽を満たす手段は、かつてないほど繁栄していますね。
お金さえ出せば、なんでも手に入るし、どこにでも行く事が出来ます。
誰でも自由が謳歌できる時代です。
しかし、それに比例するかのように、「自分さえよければいい」「今さえよければいい」という考え方も蔓延しているように思えます。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
孔子の「論語」にあるように、思いやりや想像力を発揮できる人が、以前ほどいなくなってはいないでしょうか?
私達は今こそ原点に返って、かつての日本人が持っていた感性を思い出す瀬戸際に来ているような気がします。
天分十八年、キリスト教伝来の為に鹿児島に上陸したフランシスコ・ザビエルは、
「真に優れた人たちに初めて出会った」と本国のイエズス会に報告書を送っています。
明治二十三年、民俗学研究の為に来日し、中学教師になったラフカディオ・ハーンは、朝日を礼拝する庶民の姿に感動し、自ら日本人「小泉八雲」になることを決意したと言います。
ザビエルも、小泉八雲も「こんなに素晴らしい民族はない」と心の底から思ったそうです。
遠い国からやってきた外国人がここまで感動し、心を震わせたのは、当時の日本人の姿に「恕」(思いやり)を感じたからではないでしょうか?
かつての日本人が備えてい「恕」を思い出し、他人の気持ちになって考える想像力をもっと働かせていく事が大事になってくるように思います。
まとめ
今日は、「恕」思いやりと、想像力をもっと高めていこうというお話をしました。
皆さんは、どのように思われましたか?
昨日も、日本は世界で一番歴史がある国だとお伝えしました。
日本人は、自然と共に生き、元々他人に対する思いやりの心を持っている人が多いのだと思います。
ただ、今は便利な世の中になったのと引き換えに、その日常が当たり前となり、恕の心を忘れているだけではないでしょうか?
道徳の基本は、「自分がやられて嫌な事は人にはするな」という事だと聞きます。
何だか「論語」と通じるものがありますね。
思いやりは想像力だと私は思いますし、人間関係の基本だと思います。
「相手の気持ちになって考える・・・」
一人一人がそのことを意識したら、未来はもっと住みよい世界になりますね。
私達の意識が、まだ見ぬ未来を創っていくのです。
どうか、論語の「恕」を心に留めて、これからも楽しい日常を過ごしてください。
あなたが人生を楽しみ、他人も大事にする気持ちが大切です。
いつもあなたを応援しています。
今日も最後までお読みいただき、本当に有難うございました。
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